習主席 安徽省を視察

2024-10-18 14:08:17  CRI

 習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は17日午後、安徽省の安慶市と合肥市を訪れ、安慶市の一部である県級桐城市では六尺巷と合肥浜湖科学シティーを相次いで視察し、現地における中国の優れた伝統文化の伝承と発揚、精神文明構築の強化、科学技術の体制とメカニズムの革新の推進、技術成果の実用化の加速などの状況についての知見を深めました。

 桐城市の六尺巷(六尺路地)は全長が約100メートルで幅が約2メートルの路地です。路地の南側は宰相府跡、路地を挟んだ北側は呉一族の旧居です。六尺巷には一つの逸話があります。康熙年間(1662~1722年)に、当時の中央政府高官である大学士と礼部尚書を兼任して都で勤務していた張英という人物の邸宅が、現在の六尺巷の南側にありました。留守宅に残っていた張家は、隣人の呉家と土地の問題で揉めました。張英の家族が張英に事情を説明する手紙を送ると、張英は「先方に三尺を譲りても苦しからず」との返書を送りました。そこで張英の家族は、自ら進んで三尺分の土地を譲りました。すると呉家も、自発的に三尺の土地を譲りました。これが、「六尺巷」の由来を伝える美談です。

 桐城市では1960年代初頭に始まった「楓橋経験」と呼ばれる、住民自らが治安管理をする方式を導入して堅持し、さらに発展させるなどで、六尺巷の「以和為貴(和をもって貴しとなす)」という優れた伝統文化を発揚し、時代の発展の要求に合致する末端管理理念とを組み合わせた、新時代の六尺巷の管理手法を確立したことで知られています。(ZHL、鈴木)

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