北京
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23/19
米国のファッションデザイナーのリック・オウエンス(Rick Owens)氏はこのほど、妻や友人たちと故宮博物院を見学しました。その後、同行した友人がSNSに投稿し、「この日、私たちは服装の問題で警備員から退去を求められた」と不満を示し、一時的に騒ぎとなりました。
故宮博物院の責任者は18日、「現在、事実の確認を行っている最中だ。故宮は観光客の服装について、特に規定は設けておらず、よほど突出しすぎた格好でなければ大丈夫だ」と答えました。
これに関しては国内外のネットユーザーの議論を呼び起こしました。リック・オウエンス氏一行の「服装の自由」を支持する人もいれば、「私も外国旅行をしたときに、服装が原因で退去を求められたことがあった。現地の歴史や文化を尊重するべきだ」という意見の人もいます。
外国のネットユーザーの中には故宮側の考えを支持する人もおり、「個人の表現も大事だが、観光地の文化にふさわしい格好をすることも、相手の伝統を理解し尊重することの表れだ」とのメッセージを残しています。
故宮観光の注意事項には「服装や身なりを清潔に保つこと。見苦しい、品位を損なうような行為は慎んでください。きちんとした服装でない方は入場をお控えください」と記されています。(殷、坂下)
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