女性博士課程指導教官が「筋肉ショー」で学生募集、動画が大バズリ=中国

2024-10-17 12:24:43  CRI

 「未来の学生の皆さんこんにちは。今日は博士課程指導教官である私が荷重15キロのプルアップを披露します。その前に広告が流れます。深センのある名門大学のポストドクター募集に関するものです。化学専攻の問い合わせは私まで」。大学の女性博士課程指導教官、鉄棒で筋肉ショー、博士研究員(ポストドクター)募集……。1990年代生まれの女性大学教員がネット上に投稿したこの動画が大バズリしました。  

 トレーニングをする楊さん 

 この女性は、ハルビン工業大学深セン校の楊雪梅准教授で、錯体化学と機能材料を研究しています。楊さんの目標は筋肉量が最高の教授になることで、「今は助教授で、教授になるため努力する一方で、高い筋肉量を維持するためトレーニングも怠ることはできません」と話しています。 

 楊さんは2015年に南京大学を卒業して博士号を取得するため渡米し27歳の時に博士号を取得。スイスでのポストドクターを経て22年に帰国しハルビン工業大学深セン校理学院に加わりました。楊さんは国家級青年人材に選出され、今年初めに博士課程指導教官になり、自身が指導する修士・博士課程の学生やポストドクターの募集を始めました。フィットネス動画を投稿する目的の一つは、自分のために広告を打つことで、関連する専攻の修士・博士課程やポストドクターに応募意欲のある人に届いてほしいとのことです。 

 楊さんはゼミで学生に体脂肪率や体重などの話をすることもあるそうです。「特に女性にとって、『いい女は50キロを超えない』(という定説)、A4用紙で隠せるほど細いウエスト、直角肩などを意識しすぎるのは、健康的ではありません。新時代の女性は、こうした病的な審美にとらわれたり、体重を気にしすぎたりせず、健康的な体型と生活様式を求めるべきだと考えています」とのことです。 

 楊さんは「トレーニングは私に健康な体を与えてくれて、しっかりした基礎を作ってくれました。健康第一。トレーニングは私に仕事や勉強への十分なエネルギーを与えてくれます。日々のトレーニング後は元気いっぱいになります。私は前向きで活発で活力に満ちた教員だと多くの学生から評価されています。これはトレーニングと大きな関係があります」と話していました。(閣、柳川) 

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