北京
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20カ国・地域(G20)シンクタンクフォーラム「グローバルガバナンスと中国・ブラジル協力」国際シンポジウムが14日、ブラジルのリオデジャネイロで開催されました。中国とブラジルの100人余りの専門家、学者、企業家が「多国間主義とグローバルガバナンス」、「持続可能な発展とイノベーション主導」、「未来に向けた中国とブラジル協力」などの議題をめぐって踏み込んだ討論と交流を行いました。
中国側の代表は「今年は中国とブラジルの国交樹立50周年に当たり、中国とブラジルの関係は発展途上の大国間の戦略的相互信頼の新たなモデルを打ち立て、双方の協力は新興経済体の共同発展のために新たな空間を広げ、両国は手を携えてグローバルガバナンスの改善に新たな原動力を注ぎ込んだ。11月にはリオデジャネイロでG20首脳会議が開催されるが、中国とブラジルのシンクタンクはそれぞれの研究の優位性を発揮して積極的に提案し、G20が発展のための協力に焦点を当てるよう共同で推進し、世界経済の回復・成長と世界の持続可能な発展に貢献していく」と述べました。
一方、ブラジル側の代表は、「中東と欧州での戦乱が続き、世界的な貿易摩擦が激化し、富裕国が新興国の発展に対して再びさまざまな障壁を設けている中では、グローバルサウス諸国の協力を強化することが特に重要だ」とした上で、「中国は過去10年間、ブラジルの再生可能エネルギーとグリーン産業への投資を拡大しており、このような共同の努力による気候変動対策へのアプローチは極めて重要である」と指摘しました。
また、シンポジウムのサイドイベントとして、「中国とブラジルのグローバルガバナンスと学術交流」をテーマとした特別図書展も開催されました。(HJ、坂下)
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