北京
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中国・ニュージーランド自由貿易協定に基づいた中国国民に対する特殊技能就労ビザ発給の改訂版が14日に発効しました。新たなビザは、中国伝統医学、中華料理調理師、中国語教師補助、中国武術コーチ、中国観光専門家の5職種についての就労ビザの追加措置です。需要の多い中国語教師補助に対する就労ビザでの割り当て人数が300人に引き上げられ、同じく需要の大きな中国観光専門家では200人に引き上げられました。また、中国観光専門家、中華料理調理師の就労ビザの申請資格が緩和されました。
中国とニュージーランドは2008年に自由貿易協定を締結し、ニュージーランド側は労働力市場のテストを免除し、毎年延べ800人の中国人に特殊技能就労ビザを発給して中国の特色のある職業に従事する中国人にビザを発給すると約束しました。双方は2021年に自由貿易協定「アップグレード議定書」を締結し、実施状況に応じたアップグレードに関する手続きを改善しました。
中国・ニュージーランド自由貿易協定は中国と先進国が締結した初の二国間自由貿易協定であり、中国が締結した初の全面的な自由貿易協定でもあります。そのため、双方は中国の特色ある職業に関するビザ発給やワーキングホリデービザの計画、電子電気製品の認証と有機製品の認証結果の相互認証など、多くの画期的なルールの確立を模索してきました。双方は今年6月に、自由貿易協定のサービス貿易ネガティブリスト交渉を開始し、双方のサービス貿易の開放と協力の水準をさらに向上させることを目指しています。(閣、鈴木)
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