北京
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23/19
王毅外交部長は14日、イランのアラグチ外相と電話会談を行いました。双方は両国関係の発展を積極的に評価し、各レベルの往来を維持し、実務的協力を引き続き推進していくことで一致しました。
アラグチ外相は、イランは当面の地域情勢が全面的にエスカレートするリスクに強い懸念を示し、衝突がさらに拡大することを望まないとの姿勢を示したうえで、「イランは国際問題における中国の重要な役割を非常に重視しており、中国側と意思疎通と協調を強め、外交手段で情勢の沈静化を推進したいと考えている。イスラエルは冒険を避け、慎重に行動すべきだ」と述べました。
王外交部長は、「中国は一貫して話し合いと交渉を通じてホットな問題を解決することを主張し、矛盾の激化、衝突の拡大と、軍事的な冒険をすることに反対し、関係各方面に地域の平和と安定の維持に資することを多くするよう呼び掛けている。中国は今後も引き続き責任ある大国の責任を示し、物事の是非曲直に着眼し、各方面との意思疎通を強め、より多くの国際的なコンセンサスと力を結集し、衝突の沈静化を推進するために建設的な役割を発揮する」と述べました。
王外交部長はまた、「中国はイラン政府が仲介外交を展開し、各方面と理解を増進し、地域諸国との関係を改善することを歓迎している。中国はイランとサウジアラビアの歴史的な和解の実現を支持し、中国・イラン・サウジアラビア三者合同委員会第2回会議が積極的な成果を収めるよう共同で推進し、イラン・サウジアラビアの和解の勢いを強固にし、地域の平和と安定にプラスのエネルギーを注ぎ込んでいきたい」と述べました。(ZHL、野谷)
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