北京
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国防部新聞局の局長を務める国防部報道官の呉謙大校は15日午後、記者会見で最近の軍事関連の問題について発表しました。
ある記者が、「米国、日本、インド、オーストラリア4カ国の海軍は8日、インド洋で『マラバール』の名を冠する共同訓練を行った。これは中国に対応し、安全保障分野で米日印豪のクアッドを強化する狙いがあると報じられているが、これについてどのようにコメントするか」と質問しました。
呉報道官はこれを受けて、「中国は、関係国間における防衛と安全保障分野の協力は第三者の利益を損なってはならず、地域の平和と安定を損なってはならないと考えている。いわゆる『クアッド』は、完全に米国が中国を抑制し、その覇権を維持するための政治的ツールになっている。われわれは関係国がことあるごとに中国を口実にして、陣営間の対立を生みだし、地域の緊張をエスカレートさせることに断固反対する。小さなグループは大きな動向を作り出すことはできない。アジア太平洋地域は、地政学的ゲームの舞台ではなく、各国が手を携えて協力する大きな舞台であるべきだ。関係国にゼロ・サム対立への執念を捨て、逆に地域の共通の安全維持のためにより努力するよう求めていく」と指摘しました。(任春生、坂下)
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