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関節炎は最も一般的な慢性病
10月12日は世界関節炎デーです。関節炎の罹患(りかん)率は人口高齢化と肥満問題の深刻化に伴って明らかに増加しています。WHOの統計によると、現在、全世界の関節炎患者は約3億5500万人に上ることが明らかになっています。
中国国家衛生健康委員会のデータによると、現在、中国の関節炎患者は1億人を超えており、かつ増加を続けています。40歳以上の人の関節炎の発症率は46%に上り、50歳以上の人の半数が関節炎を患っており、65歳以上では女性の90%、男性の80%が関節炎を患っています。関節炎は高齢者に多いだけでなく、女性、肥満、および長時間の力仕事をしている人も発症率が高くなっています。近年では、オフィスで働くホワイトカラーの関節炎発症率も増加傾向にあります。
上海交通大学医学院付属第六人民病院整形外科の謝雪濤医師は、「関節の黄金期は15~30歳で、年齢を重ねるにつれて、程度の差こそあれ、関節が「『アラーム』を発するようになるが、多くの患者は関節が痛くて耐えられなくなるまで受診しに来ないため、病院に来る時には、往々にして手術するしか方法がない段階になっている」と現状を紹介しました。
専門家は関節炎には早期の予防、早期の受診、早期の治療が必要だと注意を促しています。特に秋に入って気温が急激に下がると、関節周辺の血液の循環が悪くなるため、関節が冷えないよう、保温には気をつけなければなりません。また、普段から科学的に体を鍛え、できるだけ長時間しゃがんだりひざまずいたりしないようにし、ジャンプを繰り返したり階段を上り下りするなどの動作は控えるようにしなければならないということです。(ヒガシ、坂下)
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