北京
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自転車をこぐ中学生たち
中国東部の山東省済南市にある天山実験学校の中学生24人が3日の昼頃、北京の天安門広場に到着しました。生徒たちは新中国成立75周年を祝うため、自転車で3日をかけて18の地区と県を横断し、410キロを走破しました。
初日は雨に見舞われ、2日目は4級の向かい風に遭いましたが、24人は誰一人途中で諦めることなく、計画に沿って粘り強く走りました。今回のサイクリング・プロジェクトの総責任者である同校教学部の陳先生によると、中学生の平均年齢は13歳で、生徒たちは9月30日午前8時に済南の天山実験学校を出発し、10月3日の昼に北京に到着しました。 1日平均100キロ以上の自転車走行は、生徒たちの体力と忍耐力だけでなく、チームワークと協調性の面でも大きな試練となりました。
陳先生によると、今回の旅で生徒たちは4省(直轄市を含む)の18区・県を横断し、その間に祖国の広大さと北京・天津・河北・山東地区の風土・人情を体感しました。また、「私たちも『郷土中国』(中国各地の歴史と時代の活力を紹介するCCTVのシリーズ番組)に触発され、サイクリングを通じて生徒たちに中国の町の変遷と祖国の発展をより深く感じてもらいたかった」と話しました。
24人の生徒が済南から北京までサイクリングしたという情報がネットに上がると、多くの保護者の注目を集めました。その中でも最も激しい議論はやはり安全性についてでした。済南天山実験学校の孔磊副校長は今回のイベントを引率した教師の一人として、「学校はこのイベントの安全性を考慮し、何重もの準備をしてきた。出発の半月前にイベントの企画を発表し、最終的にイベントに参加した24人の生徒たちは体力テストで選ばれた」と語りました。(HJ、坂下)
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