北京
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中国では「三つ子赤ちゃんが高速鉄道列車に『挂票』で乗車」という動画投稿がこのほど、ネット上で大人気になりました。「挂票」は「ぶらさがり切符」などと直訳できますが、通常は定員を超えて販売される乗車券のことで、座席はありません。一方、三つ子の赤ちゃんは、座席の背もたれから「ぶらさげられた」チャイルドシートに座っているので、こんな言葉の遊びが考え出されました。いずれにせよ、ネットユーザーは初乗車の可愛い赤ちゃんに魅了されています。
高速鉄道列車に初めて乗車した三つ子赤ちゃん
動画では、並んだ3座席の背もたれに取り付けられたチャイルドシートに三つ子赤ちゃんが座っています。泣いたりすることは少しもなく、お父さんから順番に食べ物をもらっています。
三つ子赤ちゃんは生後8カ月で、高速列車の乗車を「初体験」しました。ネットユーザーは、「赤ちゃんは『挂票』を買えるのか」といったコメントを次々に書き込みました。
動画を見た子育て中のネットユーザーは、子連れで乗車するときのよい方法だと感心しました。赤ちゃんを連れて旅行した経験のある人は、「動画にあるのは、ベビーシートで、外出するときに使うことが多い。普通ならば、保護者が(自分の)上半身にかけて、赤ちゃんを抱くと便利だ」と紹介しました。
ネットユーザーからは「高速列車で『挂票』を買うことはできるのか。料金は成人と同じなのか」などの質問も寄せられました。中国国家铁路集団(中国国鉄)によれば、「中国の鉄道部門の規則では、成人の旅客は1人当たり、6歳以下でかつ座席を利用しない児童1人を無料で伴って乗車できる。児童2人以上の場合には、超過する人数分の『こども用乗車券』を購入する必要がある」とのことです。
三つ子を撮影した動画の場合、保護者は3席分のこども用乗車券を購入しました。6歳以下の児童の場合、こどもとしての乗車料金を支払えば、独立した座席を利用できます。言い方を変えれば、保護者は乗車券購入の際に、こどもの席を追加することが必要です。寝台車の場合ならばこどもの料金は成人の70%で、座席の場合には成人の半額です。(殷、鈴木)
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