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陪爬(péi pá)登山付添人 登山付添サービス
【意味】
「陪爬」とは、登山の付き添いサービスを指します。基本的には一定の登山経験を持つ人が、体力や登山経験の少ない観光客をサポートするサービスです。山に登りたいけれど体力的に不安があるという人や、専門的な指導が必要な山に登りたいという人たちは、「陪爬」を雇うことで、安全に楽に山頂に到着することができようになります。
【関連背景】
山登りは多くの人にとって大きな挑戦となります。特に、標高1000メートルを超える山は、登山者の体力と忍耐力が試されます。さらに、子ども連れの観光客や高齢者は、自分の力だけで頂上にたどり着くことは難しいことです。体力と経験のある「登山付添人」は、「重い荷物を持つ」、「子どもの面倒を見る」、「気持ちを落ち着ける」など、登山者の負担を減らすさまざまなサポートをしてくれます。さらに、登山付添人は最適なルートプランを提供してくれたり、安全で疲れない歩き方を指導してくれたり、経験豊富な専門家ならではの山の楽しみ方を教えてくれるので、登山者は景色を眺めたり、写真を撮ったりする余裕が生まれ、登山をより楽しむことができます。
中国東部山東省にある泰山の登山付添人の料金は1回200~300元(約4000~6000円)、サービスの内容によってはそれ以上かかる場合もあります。いまのところ登山付添人は専門的な職業ではなく、現役の大学生や民泊施設のオーナー、登山愛好家などがアルバイト感覚でやっています。
SNSでネットユーザーが発信する「登山付添人サービス体験攻略法」や「登山付添人経験シェアリング」などの投稿を見て、情報を得ている人が多いようです。金額やサービスについての情報だけでなく、いい話もたくさんシェアされています。
登山客の中には、いろんな人たちがいます。がんを患う子どものために願掛けで山頂を目指す81歳のおばあさん、負けず嫌いの60-70代の男性たち、中国文化を深く愛する外国人など、人の心を打つストーリーを持つ人も少なくありません。こういった人たちとの触れ合いは、登山付添人にとっても豊かな人生経験になっているといいます。孫さんという大学2年生の登山付添人は、「300元の収入より、いろいろな人と一緒に過ごせることのほうがずっと重要だ。だから、これからも付添人を続けようと思う」と話していました。
サービスの水準、料金をめぐるトラブル、何かあった際の責任の線引きなどを契約によって明確化し、管理する必要があります。現時点では「信用」によって成り立っている面が大きいのですが、今後は登山付添人と観光客の権利・安全を保証するためのルールが整備されていくと思います。
【使い方】
山东大学生兼职陪爬泰山 瘦了30斤
(山東の大学生 登山付添人をアルバイトで15キロやせた)
“陪爬服务”让年轻人经济社交双丰收
(登山付添サービス 若者に収入とソーシャルの両方で収穫)
“陪爬山服务”需要规则和契约陪爬
(「登山付添サービス」にはルールと契約が必要)
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