北京
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上海市と江蘇省蘇州市、浙江省湖州市を結ぶ高速鉄道(滬蘇湖高速鉄道)は27日、これまでの段階的な加速試験を踏まえて、単一列車による最高試験速度レベルの加速試験を行いました。総合検査車両は、時速385キロの試験目標値速度での走行に成功し、総合調整・試験の段階的目標を達成しました。中国鉄道上海局集団有限公司が明らかにしました。
発表によると、段階的な加速試験は、単一列車と連結列車の2段階に分けて実施されます。単一列車による試験では、総合検査車両が線路上で段階的に試験速度を引き上げ、線路設計速度の110%まで加速を続け、最高試験速度による運行試験を行います。
最高試験速度レベルの加速試験を実施する滬蘇湖高速鉄道の単一列車
滬蘇湖高速鉄道の設計速度は時速350キロのため、上記の基準に当てはめると、単一列車の段階的な最高試験速度は時速385キロに達する必要があります。
今後は、同じ線路を走行する連結列車でも同様の試験と信号システムの試験が実施され、全線貫通運転試験に向けての基礎を固めていくということです。
滬蘇湖高速鉄道は上海虹橋駅を起点とし、江蘇省蘇州駅を経て、終点の浙江省湖州駅までを結ぶ全長約163キロで、設計時速は350キロです。開通後は上海虹橋から湖州までは40分で到着し、現在の所要時間を半分以上短縮することができます。(Yan、坂下)
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