北京
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中国鉄路上海局集団有限公司によると、中国と欧州を結ぶ貨物列車である中欧班列の2024年1~9月の運行本数は2304本で、貨物輸送量は23万7000TEU(20フィートコンテナ換算)となり、前年同期より運行本数は15.7%増、貨物輸送量は15.3%増となったことが分かりました。
2024年に入り、長江デルタ地区から運行される中欧班列は7カ月連続で毎月230本を上回っています。中国東部の義烏市、南京市、中部の合肥市などの各地からカスピ海をまたいで運行される中欧班列は現在までに60本を越えています。
6月15日には義烏市からドイツのデュイスブルクまでの中欧班列が開通し、ダイヤに従ってこれまでに30本が運行され、17億2700万元(約352億円)相当の2900 TEUの貨物を輸送しました。このルートの所要時間は19日間から13日間に短縮されました。
「一帯一路」共同建設プロジェクトの一環として、中国(連雲港)・カザフスタン物流協力基地では今年に入ってから計530本の中欧班列を運行し、自動車部品、電子製品、コットンリンターパルプ、生活用品などの輸送を中心とした国際的な貨物輸送ルートとなっています。
現在、長江デルタ地区管轄内の肥北駅、銅山駅、蘇州西駅、閔行駅、金華南駅、義烏西駅などの各駅では、鉄道高速通関モードによる中欧班列の運行テストを試験的に進めており、駅ごとに検査し、物品ごとに審査するという既存の複雑なプロセスが改善され、一つの駅で通関できる簡便なサービスが実現し、引き続き中欧班列の通関効率と利便性が高まっています。(殷、坂下)
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