商務部がカナダの対中規制措置に対する中国側の反差別調査開始について説明

　商務部の何詠前報道官は26日の定例記者会見で、商務部がこのほど、カナダが講じた対中規制措置に対して初の反差別調査を開始したことについて、「中国は中国企業の正当な権益を守るために必要なあらゆる措置を取っていく」と表明しました。

　何報道官は「カナダ側は各方面の反対と制止を顧みず、中国からの輸入商品に対して差別的で一方的な制限措置を講じた。商務部が入手した初歩的な証拠と情報によると、カナダ側の対中規制措置は『中華人民共和国対外貿易法』第7条に規定された『貿易面で中華人民共和国に対して差別的な禁止、制限またはその他の類似措置を取る』という状況に符合している。中国は『中華人民共和国対外貿易法』第36条、第37条などの法律規定に基づいて、カナダが取った対中規制措置に対して反差別調査を開始した」と述べました。

　何報道官はまた、「今回の調査は公正、公平、公開の原則を堅持し、意見公募などの機会を提供し、カナダ側の対中規制措置の影響を受けた、中国国内の産業界と企業界を含む利害関係者が積極的に調査に参加することを歓迎する。中国は必要なあらゆる措置を取って中国企業の正当な権益を守っていく」と述べました。（任春生、坂下）