北京
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国防部の張暁剛報道官は26日の国防部の定例記者会見で、日本が米国の中距離ミサイル配備に迎合することは、オオカミを家の中に引き入れると同様だと、日本に警告しました。
クリスティーン・ウォーマス米陸軍長官は最近になり、日本を訪れた際には日本の木原稔防衛相と米陸軍の多領域任務部隊(MDTF)の日本配備について議論したと表明しました。同件については、「米が日本に中距離ミサイルシステムを配備する可能性がある」と分析する見方が出ています。
張報道官は同件について、「我々は関連する動向に注目している。米国がアジア太平洋地域に中距離ミサイルシステムを配備すれば、軍拡競争を激化させる。また、域内の諸国の安全が著しく脅かされ、世界の戦略バランスと安定が著しく破壊される」と指摘して、中国は断固反対すると述べました。
張報道官はまた、「アジア太平洋が必要とするのは平和と繁栄であり、対抗と衝突ではない。我々は、米国がこの危険な挙動と、地域情勢を緊迫化させる行為を停止するよう促す」と述べました。張報道官は同時に、「日本は慎重に行動せねばならない。『引狼入室』や米国への迎合をしてはならない」と、中国の格言を引用して、米陸軍の日本での中距離ミサイル配備を認めることは、オオカミをわざわざ自分の家に招き入れるも同様と日本に警告しました。張報道官はさらに、「中国は情勢の推移と自国の必要に基づいて、断固として強力に対応する」と、中国の姿勢を示しました。(朱、鈴木)
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