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中国初の水素エネルギー・スマート都市間列車「CINOVA H2」
ドイツベルリン国際鉄道見本市「イノトランス2024」で現地時間の24日、CRRC中国中車青島四方機車車両股份有限公司が独自に開発した中国初の水素エネルギー・スマート都市間高速列車「CINOVA H2」が正式に発表されました。この列車は水素を動力源としており、走行の全過程で「二酸化炭素排出量ゼロ」を実現し、最高運行時速は200キロに達します。
この列車は中国初の水素駆動スマート都市間列車として、CRRCが独自に開発した水素燃料電池システムを搭載しており、完全に独立した知的財産権を有しています。また、水素エネルギーの「製造、貯蔵、輸送、使用」の全チェーンをカバーするシステムソリューションを提供します。
列車は4両編成で、最大出力960キロワットの高出力水素燃料電池を搭載し、連続運行速度は毎時160キロ、最高運行速度は毎時200キロに達します。この列車は世界最長の航続距離を持ち、航続距離は時速160キロでの運行時には1200キロ、時速120キロでは2000キロ、時速80キロでは3000キロに達します。列車全体の最大乗客数は1000人を超えます。
列車に搭載された水素燃料電池は、反応プロセスの全過程で水しか生成せず、車両は「二酸化炭素排出量ゼロ」で走行し、大気汚染物質を一切発生させず、年間約730トンの二酸化炭素排出を削減できます。水素燃料電池の反応により排出された水は浄化処理を経て再回収され、乗客の洗面など、車両全体の水需要をまかなうことができます。水素燃料電池の冷却廃熱は、再循環によって冬季の空調暖房に再利用されます。また、この列車はエネルギー消費性能に優れており、時速160キロで満員の乗客を乗せて1キロ走行する際の1人当たり水素消費量は0.3グラム未満です。
水素エネルギー・スマート都市間高速列車「CINOVA H2」は幅広いシーンでの使用が可能で、国内外の鉄道の非電化区間で従来の内燃機関を動力とする車両に代替することができます。カスタマイズされた設計により、非電化鉄道、都市間、市街地域などさまざまな種類の鉄道での旅客輸送に対応することができます。(HJ、坂下)
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