北京
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「デジタルヒューマンの応用と未来」をテーマとする第1回中国デジタルヒューマン大会が24日、北京で開幕しました。この中で、工業情報化部の責任者は、今後はデジタルヒューマン標準システムの構築と健全化に注力し、その応用と普及を加速していく方針を明らかにしました。
デジタルヒューマンとは、さまざまなデジタルスマート技術によって構成され、人間の見た目、音声と言語、手足の動作と思考能力などの特徴を備えたAIキャラクターです。技術面では、デジタルヒューマンはデジタルモデリングにより実現されるもので、コンピューターグラフィックス、モーションキャプチャ、グラフィックスレンダリング、音声合成、ディープラーニングなど多くの技術が生かされています。
データによると、現在、中国のデジタルヒューマン関連企業は114万4000社に達しているということです。今年1~5月、新たに登録されたデジタルヒューマン関連企業は17万4000社余りでした。業種別に見ると、文化、スポーツ、エンターテインメント、情報伝送、ソフトウエア、ITサービス業が合計6割超を占めているということです。
中国インターネット協会が今大会で発表した「中国デジタルヒューマン発展報告(2024)」によると、中国のデジタルヒューマン産業は全面的に加速しており、2025年に中国のデジタルヒューマンのコア市場規模は400億元(約8200億円)を超え、その関連産業の市場規模は6000億元(約12兆2600億円)を超える見通しです。(ミン・イヒョウ、野谷)
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