外交部報道官 深センでの男児死亡に遺憾と悲しみを表明

　外交部の林剣報道官は19日の定例記者会見で、深セン市内で日本人男児が刺されて死亡した件に関する質問に答えて、「中国側はこのような不幸な事件が発生したことに遺憾と悲しみを表明する。男児の死に哀悼の意を表し、家族にお見舞い申し上げる」と表明しました。

　林剣報道官は、「この男児は日本国籍で、両親はそれぞれ日本人と中国人であり、襲撃されてからただちに病院に搬送された。広東省は医学の専門家を手配して全力で治療を施した」と説明しました。中国は男児の葬儀などについてその家族に必要な協力を提供するとのことです。林報道官は、「事件はまだ調査中であり、中国の関係部門は法に基づいて処理する」と話しました。

　さらに、「現在までに把握された情報によると、今回は個別の事件だ。類似の事件はどの国でも起こりうる。中国は法治国家であり、中国政府はいかなる違法な暴力行為も決して許さず、法に基づいて事件を捜査し、犯罪者を処罰する。中国側は一貫して有効な措置をとっており、全ての在中外国人の安全を引き続き保障する」と表明しました。

　報道官はまた、「中日双方はこの事件について意思疎通を維持している」として、日本を含む各国の人々の中国での観光、学習、ビジネス、生活を歓迎し、引き続き有効な措置をとって中国にいる外国人の安全を保障すると示し、「個別の事件によって中日両国の交流と協力に影響が及ぼすことはないと信じる」と述べました。（Mou、鈴木）