北京
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中国東南部沿海地域にある浙江省の義烏市は多くの人々に広く知られています。この小さな町は233の国と地域に210万種類の商品を出荷していることで、早くから「世界のスーパー」として成長して来ました。ただ今年は、あふれるほどの商品のほかにも、ここで働いている従業員たちが英語を勉強していることで、彼らが「英語コーナー」で一生懸命に外国語を学ぶ努力ぶりが注目されています。
朝8時30分、義烏国際商業貿易城はオープン直後で、まだ客は少なく、英語を朗読する声が響き渡っています。単語からフレーズまで、内容は毎日テーマ別になっており、すべて貿易と関係のある、すぐに商売に使えるものばかりが盛り込まれています。
同貿易城グループの張利副社長は、「英語教室を開設して既に17年になり、1回20日間のコースを毎月1~2コース設けている。貿易城の公共エリアで教室を開いたのにも特別な考えがある。つまり、英語を身につけるには口を開けて話す必要があり、オープンな場所なら度胸が鍛えられるからだ」と話しています。
40分の授業が終わると、教師を囲んで質問をする人も多く、その熱心さは在学中の若者にも劣らないほどです。
貿易城で工場を経営している楼芳君さんは、「自分で工場を経営しているので、難しいことも確かに多く、いろいろな問題にぶつかっている。それに比べれば、この勉強は日々の積み重ねだから、難しいことではないと感じる」と述べました。
もう1人の経営者の趙暁玲さんは、「以前はお客さんが通訳を連れずに1人で来ると、話が通じなくて、すぐに行ってしまった。今は外国の顧客が増えて来ているし、私たちも徐々に彼らと話せるようになってきているので、2、3のビジネスにもつながっていて、達成感がある」と話しています。(閣、坂下)
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