北京
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今月上旬、就任後初の訪中を実現したノルウェーのストーレ首相は、このほど中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独インタビューに答えた際、「中国とノルウェーは今年10月5日に国交樹立70周年を迎える。それに先立つ今回の訪問はノルウェーと中国の関係をさらに発展させるためであり、訪問は大きな成功を収めた」と述べました。
ストーレ首相は両国の環境分野での協力に言及し、「ノルウェーは欧州連合(EU)諸国と共に2030年までに温室効果ガス排出量を55%削減し、2050年にはカーボンニュートラルを達成することを目指している。中国はこの分野における多くの技術面でリードしており、私たちはこの分野で協力する必要がある」との考えを示しました。
ストーレ首相は「中国式現代化」について、「私は1960年生まれだが、これまで見てきた中で、中国ほど大きな変革と転換を果たした国は他になかった。変革と転換は進歩をもたらすが、同時に大きな課題をも伴うものだ。数億人が貧困から脱却したのを見るのは非常に喜ばしいことではあるが、一方で、現代化を進める中で、中国も世界の他の国と同様、気候環境の変化や生物多様性などの問題を含む大きな課題に直面している。そのため、それらの課題への世界的な対応を支持することは中国の利益にも合致しており、ノルウェーも同様だ」と述べました。(鵬、坂下)
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