北京
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中国東部の江蘇省蘇州市の平江路で11日、ナイフを持った男が女性を切りつける事件が発生しました。
危機一髪のところに、近くを通りかかった「小さな花柄ワンピースの少女」が傘で刃物男の犯行を阻止し、近所にある飲食店の店長、焦さんも叫び声を聞き、長い鉄製の調理用フライ返しを持って現場に駆け付けました。焦さんはフライ返しで刃物男の頭を強くたたき続け、刃物男はやむを得ず負傷した女性を放しました。その後、焦さんは刃物男に正面から立ち向かい、フライ返しを振り回しながら男を200メートル以上も追いかけて、人込みが少ない隅に追い詰め、警察が来るまでの時間を作りました。
△長い鉄製のフライ返しを持って刃物男を退治した店長の焦さん
蘇州市警察局姑蘇支局によりますと、11日午後2時51分、警察は張家巷の入り口で殺傷事件が起きたとの通報を受け、速やかに現場に駆け付け、容疑者を逮捕しました。取り調べによりますと、毛(仮名)容疑者はいざこざが原因で、折り畳み式果物ナイフで女性の宋さん(仮名)を切り付けました。負傷した宋さんは病院に搬送され現在治療中で、症状は安定しているとのことです。案件の調査はさらに進められています。
翌12日、自らの危険を顧みず、他人の命を助けるため勇敢に刃物男と闘った「小さな花柄ワンピースの少女」とフライ返しの焦さんは、中国のSNS「微博(ウェイボー)」の人気話題ランキングで1位に輝きました。二人の平凡な英雄が身を挺した正義の行為は多くのネットユーザーに感動をもたらし、コメント欄には多くの称賛や「いいね」が寄せられています。(Lin、榊原)
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