北京
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ファーウェイが発表した世界初の三つ折りスマホ「Mate XT」
中国通信機器大手のファーウェイ(華為技術)は10日、世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」を発表しました。ファーウェイ常務取締役で、コンシューマー・ビジネス・グループCEO、スマートカー・ソリューション・ビジネス・ユニットCEOを務める余承東氏は、「他社が作りたくても作れなかった製品だ。わが社が5年かけて苦戦してきた成果だ」と胸を張って紹介しました。
ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」は長さ156.7mm、1画面では幅73.5mm、2画面では143mm、3画面を広げた際の画面幅は219mmとなっています。重さは298gで、折り畳んだ状態での厚さはわずか12.8mmで、業界最薄の折り畳み式スマホでもあります。「三つ折り」のデザインにより、スマホを広げてタブレットのように使えますが、折り畳むとポケットに簡単に入るサイズになります。製造技術の面では、三つ折りは難易度が高く、ファーウェイは世界で唯一三つ折りスマホを発売する企業となります。余氏によると、ファーウェイは折り畳み式スマホ分野で開拓を続けており、この三つ折りスマホの内部コードネームは「グリーンランド」で、製品開発と開拓でイノベーションを続ける精神の現れだということです。
世界初の三つ折りスマホ「Mate XT」は価格もかなり高く、ファーウェイ史上で最も高価な携帯電話になりました。中でも256GBバージョンは1万9999元(約40万円)、512GBバージョンは2万1999元(約44万円)、1TBバージョンは2万3999元(約48万円)です。「Mate XT」が発表された後、「ファーウェイの三つ折りスマホの価格は1万9999元から」が早くもSNSでトレンド検索キーワードになりました。「価格が高すぎる」との書き込みが多い中、予約販売段階ではかなり目立ったパフォーマンスを見せています。発表時点で、「Mate XT」は公式サイトで400万台以上の予約がすでに殺到しているとのことです。(ミン・イヒョウ、榊原)
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