中国国家博物館所蔵青銅器150点以上 マカオで展示

　マカオ特別行政区政府の文化局と中国国家博物館が共催する「吉金耀華ー中国国家博物館所蔵青銅器逸品展」がこのほど、マカオ芸術博物館で始まりました。展示されている150点以上の青銅器のうち、約30点が国家一級文化財です。

　マカオ特区政府文化局の梁恵敏局長は開幕式でおこなったあいさつで、「中国国家博物館と共同で今回の展覧会を主催し、青銅器という文化の至宝をマカオの市民と観光客に向けて展示し、より多くの人にこの貴重な文化遺産を理解し、愛してもらうことができて、非常に光栄に思っている」と述べました。

　中国国家博物館の張偉明副館長は、「展覧会を通じて青銅器の発展過程を系統的に整理することで、観客に中華文明の早期発展の脈を理解する窓を開けたい」と語りました。

　今回の展覧会は「青銅器の造形芸術」「青銅器の装飾文様」「青銅器の銘文書道」「青銅器の工芸技術」「青銅器のさび表現」の五つの部分から成っており、中国古代の青銅器文化と芸術が全面的に紹介されています。会場にはインタラクティブ教育エリアとマルチメディアインタラクションも特設され、来場者が青銅器の基本知識を理解するのに役立てています。展覧会は11月10日までです。（朱、野谷）