北京
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中国南部の広東省湛江市、深セン市などでは極めて強い勢力の台風11号上陸の影響で、6日午前8時から強い雨に見舞われています。強い雨は同日午後8時ごろまで続く見通しです。
広東省の気象部門は、台風11号が広東省西部の沿海地区に「風」、「雨」、「高潮」の三重の影響をもたらすと予想しています。省の洪水・干ばつ防止防風対応本部は強風被害を防止するために、最高レベルの警報である1級緊急対応を維持しています。また5日午後9時までに、省内の住民67万1500人を早期避難させました。
海南省の海口美蘭国際空港による7日正午時点の情報では、台風11号の接近を受けて、旅客の安全を確保するために7日午前0時から8日正午まで、同空港を発着する各航空会社の航空便は運航をすべて取りやめ、空港自体も一時閉鎖されるとのことです。
国家発展改革委員会は7日に、中央政府予算から2億元(約40億円)を割いて、海南省と広東省の災害からの復旧を支援することを決めました。損傷した道路や橋、堤防、学校や病院などの復旧作業に重点的に充て、正常な生産と生活秩序の早期回復を促すとのことです。(非、鈴木)
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