北京
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中国の長光衛星技術株式有限公司(長光衛星)はこのほど、世界初の高解像度世界年次写真である「吉林1号」世界全域写真を正式に一般公開しました。この写真は各業界のユーザーに全世界の高解像度衛星リモートセンシングデータや応用サービスを提供し、農業・林業・水利、自然資源、金融経済などの産業の質の高い発展につながるとみられます。
今回発表された「吉林1号」世界全域写真は、吉林1号衛星が撮影した690万枚の映像や画像の中から選ばれた120万枚を合成したものです。1億3000万平方キロの面積をカバーしており、南極地方とグリーンランドを除く世界の陸地地域の全域をサブメートル級画像でカバーしたもので、範囲の広さ、解像度の高さ、色再現度の高さなどの特徴があります。
具体的な指標について、「吉林1号」による世界全域写真に使われている画像は解像度0.5メートルの画像が9割以上を占め、雲の量は2%以下で、同類の世界衛星写真に比べ、空間解像度や時間分解能の高さ、幅広いカバー範囲といったメリットを誇ります。
長光衛星はこれまでに108基の吉林1号衛星を軌道上で運用しており、世界最大のサブメートル級商用遠隔衛星コンステレーションを構築しながら、世界全域写真の年次更新に大量の高解像度リモートセンシングデータを提供しています。(Lin、坂下)
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