北京
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上海経由で中国を訪れる外国人渡航者が急増
上海税関の発表によりますと、今年の夏休み期間中(7月1日~8月31日)、上海税関のモニタリングでは、計698万8000人の旅客が上海を経由して中国を出入境し、うち飛行機を利用した人は667万3000人で、クルーズ船を利用した人は31万5000人だったということです。
今年の夏休み、中国では国内旅行も海外旅行もブームとなり、家族連れのツアーや夏休みの修学旅行、公演やスポーツ観戦ツアーなどが旅客の増加を押し上げました。一方、中国のビザ免除対象国の拡大により、海外からの観光客に最も人気のある都市の一つとして、上海から中国に入国した海外からの渡航者が大勢います。上海浦東国際空港の税関によるモニタリングでは、夏休み期間中、出入境した旅客便は前年同期比63.8%増の3万2000便に上り、1日平均532便となりました。出入境旅客数は前年同期比6割増の609万6000人に達し、1日平均10万人の大台を回復して、それをキープしていました。一方、上海虹橋国際空港の税関によるモニタリングでは、同期間の出入境旅客数は前年同期比9%増の57万7000人でした。
海路の方では、国際クルーズ船による観光も好調ぶりを見せており、上海呉淞口国際クルーズ船ターミナルと虹口北外灘国際旅客ターミナルでは、中国国産初の大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ(愛達・魔都号/ADORA MAGIC CITY)」などが頻繁に出入りしていました。特に8月に入り、第1回上海国際クルーズ船フェスティバルがおこなわれ、多数のクルーズ船会社が新しいクルーズ船コースを発表して夏休みのクルーズ船旅行をいっそう盛り上げました。上海税関のモニタリングによりますと、この夏休み、上海経由で出入境した国際クルーズ船は計114隻に達し、うち中国国産大型クルーズ船の「アドラ・マジック・シティ」は28回に上ったとのことです。(Lin、野谷)
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