北京
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23/19
中国科学院南京地質古生物研究所による3日の記者会見で、このほど韓国の釜山で開かれた万国地質学会議(IGC)第37回大会で、中国の地質遺産3カ所が国際地質科学連合(IUGS)による第2回の「世界地質遺産100選」に認定されたことが明らかにされました。この3カ所は内蒙古自治区にある「植物ポンペイ城―烏達ペルム紀植物化石産地」、四川省にある「自貢大山鋪恐竜化石群遺跡」、広西チワン族自治区にある「桂林カルスト」で、それぞれ古生物学、地形、地質活動過程などの分野に関連しています。
会議に参加した専門家は、今回認定された中国の3カ所の地質遺産は、その科学的価値と研究水準が国際学術界で一致して認められているほか、これらの遺産地の現在の保護状況も国際社会から高く評価されていると指摘しました。「世界地質遺産100選」に認定された中国の地質遺産はこれで計10カ所になりました。
選考規則によると、認定される地質遺産は、それぞれの分野において最も世界を代表するものでなければならず、世界的な比較意義を持つものでなければなりません。また、重要な科学研究を経て世界的に参考になるもので、国際学術誌に発表された研究成果を通じてその科学的価値が示されているものでなければなりません。さらに、地質遺産には明確な境界がなければならず、面積の大きさは問いませんが、最も科学的価値を示す地質現象は必ず境界内に位置しなければなりません。(閣、坂下)
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