北京
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Y413観光専用列車「シルクロード号」が700人余りの観光客を乗せて28日午前1時、古代シルクロードの起点である西安駅をゆっくりと動き出し、15日間にわたる新疆ウイグル自治区巡りの旅を始めました。途中では、新疆のカシュガル、アルタイ、ウルムチなどに停車し、沿道に点在する観光地を巡り、新疆の南北エリアのすばらしい風景を一度の旅で満喫できます。
この観光専用列車は「軟臥」寝台車(2段ベッド)6両、「硬臥」寝台車(3段ベッド)8両、娯楽食堂車1両で構成されており、豪華なファミリールーム、ベッドルームなどの個室も含まれており、独立したバスルームが増設され、快適な旅行ができるよう工夫されています。また、車体の内外には多くの漢・唐時代の装飾が施されており、古代シルクロードの特色ある多様な文化を表現しています。
旅行中のパーティー
「軟臥」寝台車
ベッドルーム
さらに、新疆地域では各観光地が比較的分散しており、乗車時間が長い点を踏まえ、列車にはさまざまなジャンルの書籍や将棋、KTVバー、コーヒーマシン、ソーセージグリル、ゲーム機などのサービス設備が整備されているほか、旅行中にはパーティー、歌の会などの催し物が用意されています。また、食堂車では、陝西省名物料理の「羊肉泡饃(パンをちぎって、羊肉のスープに浸して食べるホイ族の料理)」などが出され、観光客においしい料理を提供しています。15日間の旅で、列車の走行距離は9400キロ以上に上ります。
中国鉄道西安局集団では今年に入ってから観光市場の開拓に力を入れており、観光列車「シルクロード号」のブランド作りに注力するほか、氷雪、縁日、花見、紅色(革命聖地を巡る旅行)、納涼、修学など、テーマの異なる、東北地方や新疆、香港・珠海・マカオなどさまざまな目的地向けの観光列車を90本以上運行しています。(閣、坂下)
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