北京
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高温の中、外出する重慶市民
中国南西部の中心都市である重慶市は9日連続、隣接する四川省は8日連続で高温赤色警報を発しました。高温の気候に対応するため、重慶市や四川省の複数の地方はこのほど、学校の新学期開始を延期すると発表しました。
重慶市気象台の胡春梅首席気象予報士は、「重慶市は9日間連続で高温赤色警報を発し、これは比較的珍しいことだ。8月に入り、重慶市では37度以上の日がすでに15日あり、平年同期に比べて7日多く、40度以上を記録した区と県はすでに30カ所あり、高温はまだ続いている。重慶市では連続40度以上の日が10日に達し、過去の記録では2022年、2016年、2006年に次ぐものだ。目下の天気予報から見ると、高温の天気は依然として続きそうだ。今年の高温の日数は2022年の22日をやや下回り、史上2位になる可能性がある」との見通しを示しました。
胡首席天気予報士は、「気象データを見ると、今後10日間は強い亜熱帯高気圧が安定して維持され、重慶市で高温の天気は継続し、特に中心市街地では今後8日間ほど40度を超える可能性がある。28日に重慶市林業局と共同で森林火災危険赤色警報を発し、野外でのすべての火の使用を控えるように注意し、違法に火を使用することなく、森林火災の安全に注意するよう呼びかけた」と語りました。
胡首席天気予報士はさらに、「重慶市衛生健康委員会と共同で26日に1級熱中症警報を発し、仕事や作業時間を合理的に手配するほか、外出する時は必ず暑さ対策をしっかりするよう注意を促した。土地の干ばつモニタリングをみると、重慶市の大部分の地域で異なる程度の干ばつが発生しており、農民へ干ばつへの注意を喚起した」と述べました。(任春生、榊原)
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