北京
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中国の有人潜水艇「蛟竜号」は28日、2024西太平洋国際航海科学観測第9回潜水作業を完了し、潜水員の傅文韜氏、潜水科学研究者の張睿妍氏と王琪氏は深海4706メートルから5種類の生物サンプルを採取しました。
この日の潜水活動は西太平洋沖のある海盆で実施され、最大潜水深度は4706メートルでした。科学研究者らは海底で2500メートルの航行とライン測量の任務を完了し、地域ごとに海底の海水や堆積物などのサンプルを採取しました。
生物多様性調査の分野について張氏は、海盆の生態系は今回の航海で実施した海底山脈での潜水作業と比較すると、著しい違いがあると述べています。約5時間の海底作業では、肉食海綿、ガラス海綿など約10種類の海綿生物を観察・撮影し、ナマコ、海綿、ウミユリ、ヒトデ、サンゴの5種の代表的な生物サンプルを採取しました。
今回の航海の首席科学者で国家深海基地管理センターの許学偉副主任は、「これらのサンプルは非常に貴重で、国内外の科学研究者が船内の実験室でサンプル処理を完了した後、科学研究機関に持ち帰り、生物分類学や生態学などの研究を進め、深海の生物多様性に関する人々の理解を深める予定だ」と述べました。(HJ、榊原)
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