中国発3Aゲーム「黒神話:悟空」大ヒットで「陝北説書」が人気に

2024-08-29 12:58:22  CRI

 中国古典小説の『西遊記』を題材とし、中国神話を背景にしたアクションRPG「黒神話:悟空」は中国が開発した初の3Aゲーム(大規模な開発チームや有名企業が開発した画面・音響・物語がいずれも優れたゲーム)です。リリース後に大ヒットし、ゲームを楽しむだけでなく、ゲーム中に出てきたロケ地や歴史文化の物語に注目する人が増えつつあり、「陝北説書」や山西省のいくつかのロケ地が特に注目されています。

 「三弦」(外形が三味線と似たような中国の伝統楽器)を抱き、足を縛った板でリズムをたたく「無頭僧」のキャラクターが世界中のプレイヤーに印象的で、ネットユーザーは「黒神話:悟空」のBGMが面白すぎると評価しています。若いゲーマーは、「陝北説書」とゲームの融合を通じて、中国の伝統文化の魅力を十分に感じています。「陝北説書」は中国西部の陝西省北部の人々に愛される伝統的な曲芸で、黄土高原の「即興ラップ」と呼ばれています。

 「陝北説書」のほか、ゲームのロケ地の一つである山西省晋城市の高平鉄仏寺も注目を集め、多くの観光客が訪れています。鉄仏寺は中国の全国重点文化財保護地であり、高い文化財価値と芸術価値を持っています。予約した観光客が順番に並んで入り、広くない敷地内では観光客が足を止め、じっくりと鑑賞し、鉄仏寺の彩色塑像の美しさに魅了されます。入場制限のため、毎日観光客500人の受け入れで満員状態となっており、9月2日まで予約満了とのことです。(Mou、榊原)

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