北京
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中国中部にある安徽省のG3銅陵長江道路・鉄道大橋の主橋が27日、接合工事を順調に完了しました。これは世界初の2層斜張つり橋で、2年かけて建設されたもので、総投資額は87億8000万元(約1780億円)、2025年末前に竣工する予定です。
中国安徽省のG3銅陵長江大橋
同大橋は長江経済ベルトと長江デルタ地域の一体化発展戦略や、長江を跨ぐ発展を実現させるための重要なプロジェクトで、銅陵市の設立以来投資規模が最大のプロジェクトでもあります。メインスパンは988メートルある斜張つり橋の2層道路・鉄道大橋で、道路と鉄道を2層に分けた同種の橋梁では世界第1位になります。川を渡る主橋の上層は6車線の高速道路で、下層には旅客輸送鉄道2本と貨物輸送鉄道2本が配置されています。
同大橋は高速道路、一般鉄道、都市間鉄道を一体化して長江を跨ぐもので、うち鉄道と道路の併用建設区間は長さ2.68キロです。2022年1月4日に着工し、工期は48カ月の予定です。完成後は高速道路ネットワークの整備につながり、長江を渡る通路の通行能力を引き上げ、長江沿岸地域の運輸能力を生かし、長江デルタ地域と四川省・重慶市・湖北省・江西省をつなぐ中枢の役割を発揮し、地域交通の発展、長江を渡るルートの完備に重要な意義があるとみられています。(殷、榊原)
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