北京
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北京恒泰豊飲食はこのほど、中国版ラインと呼ばれるメッセンジャーアプリ「ウィーチャット」(微信:WeChat)の公式アカウントで、同社の営業許可証の20年期限が満了し、取締役会がその更新について合意できなかったため、10月31日までに北京、天津、青島、西安、アモイなどにあるレストラン・チェーン「鼎泰豊」14店舗を順次閉鎖することを決定したと発表しました。この中には北京の8店舗も含まれています。
△北京海淀区の世紀金源ショッピングモールにある鼎泰豊
鼎泰豐(ディンタイフォン)は小籠包が看板メニューの点心料理店です。1972年に山西省原平市出身の楊秉彝により台湾で設立され、北京恒泰豊飲食は2004年に設立されました。鼎泰豊は日本、米国、香港、シンガポール、上海、深セン、無錫などにも出店しており、2024年の時点で全世界の店舗数は180店舗を超え、うち中国本土に31店舗があります。
鼎泰豊は公式サイトで26日、閉鎖予定の14店舗を除き、中国本土にある他の店舗(上海、蘇州、無錫、南京、嘉興、杭州、寧波、広州、深センの店舗を含む)の経営は影響を受けず、通常の営業を維持すると発表しました。
鼎泰豊のWeChat公式アカウントによると、上海、蘇州、無錫、南京、嘉興、杭州、寧波、広州、深センにある鼎泰豊の計18店舗は上海広成飲食管理が経営しているため、これらの支店は影響を受けずに営業を継続できるということです。
小籠包は中国人にとって軽食のようなもので、中国国内には同じタイプの店舗が多く、鼎泰豊の価格が比較的高いため、中国国内では海外の店舗ほど人気がないと見られています。(ZHL、榊原)
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