注意喚起!青少年の痛風多発

2024-08-27 11:31:04  CRI

 最近、中国東南沿海部の浙江省麗水市中心病院医学検査センターの某副主任技師が生物化学検査結果をチェックしたところ、対象者の中でも青少年の尿酸値が高い傾向があることが分かりました。最近の1日だけでも、尿酸検査で尿酸値が高めの結果が出た青少年の数は16人に上ったということです。

 尿酸値が高い患者のほとんどは中高年という印象を持たれがちですが、医師の話によると、「近年、青少年の中でも尿酸値が高い現象がますます一般的になっていることが分かった」ということです。正常な場合、人体の尿酸の正常値は1L当たり420μmol(マイクロモル)以下であり、これを超えると高尿酸血症(痛風)と言われています。

 似たような状況は、省内の杭州でも起こっています。杭州市の14歳の中学生、小木さん(仮名)は今年の4月初め、火鍋料理を食べた後に突然、足の指に歩けなくなるほどの激しい痛みを覚え、痛み止めを飲んでも治らなかったため、両親に車椅子で浙江病院三墩院区に連れて行かれ、医師から「痛風」と診断されたということです。

 


青少年の痛風が増加

 小木さんは「痛風」は中高年しかかからない病気ではないのかととても驚きました。どうしてティーンエージャーが痛風になったのでしょうか?浙江病院リウマチ免疫科の医師は、「痛風」は「体重の管理がおろそか」「水の代わりにドリンク(ミルクティーなど)類をよく飲む」「肉をよく食べる」「運動不足」「夜更かし」などの好ましくない生活習慣と直接関係があると説明しています。

 医師によると、人々の生活水準の向上と食習慣の変化に伴い、高尿酸は高血圧、高血糖、高脂血症に次いで健康を脅かす第4の生活習慣病となっており、明らかな若年化傾向も見られるとのことです。医師は「以前は外来で診療を受ける痛風患者のほとんどが中高年だったが、今では若者が半分を占めている。小木さんは私が診た中で最も若い患者だった」と話しました。(ミン・イヒョウ、坂下)

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