北京
PM2.577
23/19
中国商用飛機(COMAC)が製造したジェット旅客機ARJ21が25日、成都双流国際空港を離陸し、44分間の飛行を経て、稲城亜丁空港に無事到着しました。これは現在進行中のARJ21の「環青海チベット高原」デモ飛行における重要な空港の一つになります。
稲城亜丁空港に到着したARJ21
稲城亜丁空港は四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県桑堆郷海子山に位置し、標高は4411メートルで、現在世界で最も標高の高い民間空港です。2020年7月、ARJ21が同空港に到着し、15日間のテスト飛行を行い、最大離着陸高度拡張試験とテスト飛行を完了し、高高原空港環境下でのARJ21の離着陸能力を検証しました。COMACは、機種の共通性を十分に保証した上で、適応性に向けた改装と設計の最適化を通じて、同機の高原飛行性能を絶えず向上させると表明しています。
COMACは21日、1カ月以上にわたるARJ21の「環青海チベット高原」のデモ飛行を正式に開始しました。この間、同機は四川省成都市、青海省西寧市、チベット自治区ラサ市を運航基地として、チベット自治区、四川省、青海省、甘粛省にある複数の高高原空港を飛行し、高高原空港と高高原航路に対するARJ21の適応性、空港の地上サービス設備の適応性と特殊な飛行プログラムの適用性を十分に検証し、より良く、より全面的に標高が高い地区の運営要求を満たすことを目標としています。(閣、榊原)
KANKAN特集