北京
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全国各省の重要な無形文化遺産を展示する中国初の「無形文化遺産からみる中国」陳列館の開館式が浙江省湖州市南区の荻港古鎮で開催されました。これは、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)と文化旅遊部の共同制作によるドキュメンタリーシリーズ「無形文化遺産からみる中国」のオフライン体験館であり、番組が紹介した各省の無形文化遺産が展示されています。
慎海雄中央宣伝部副部長、CMG台長
慎海雄中央宣伝部副部長・CMG台長はビデオメッセージで、「無形文化遺産は先祖が作り出し、伝承され、いまも生き続けている貴重な文化の宝である。新時代において、私たちはこれを一層大切にし、中華民族の現代文明建設のためにその独特な役割を発揮し続けなければならない」と述べました。
同陳列館の看板の書はユネスコの「平和芸術家」であり、清華大学文科上級教授の韓美林氏により揮毫されたものです。所在地の荻港は「港に沿って集落があり、渓流には荻と葦が生い茂る」ことからその名がつきました。南宋(1127-1279)に集落ができてから、すでに千年あまりの歴史が経ちますが、今もなお、川には小さな橋がかかり、白い壁と黒い瓦が織りなす水郷の風情が保たれており、江南水郷の古村の「生きた化石」と称されています。
同陳列の総敷地面積は7600平方メートル、室内面積は1800平方メートルで、序章ホール、無形遺産長街、無形遺産工房の3つの部分で構成されています。
陳列館のメインブロックの「無形遺産長街」には、「無形文化遺産にみる中国」シーズン1で紹介された浙江省、河北省、山西省、内蒙古自治区、江蘇省、福建省、湖南省、広東省、四川省、雲南省、陝西省の計11省(自治区)の無形文化遺産プロジェクト、および81人の無形文化遺産の伝承者による160点以上の無形文化遺産作品が展示されており、その中の111点は国家級無形文化遺産プロジェクト作品です。また、「無形遺産工房」では30以上の無形遺産体験コースを開発し、提供しています。(Yan、鳴海)
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