看護師が理髪店から飛び出して人命救助

2024-08-23 12:28:15  CRI

浙江省余姚市人民病院救急病棟の黄萍看護師長

 中国東部の浙江省余姚市に住む陳さんは、突然気分が悪くなり路上で気を失いました。危機一髪の時、理髪店で洗髪していた余姚市人民病院救急外傷病棟の黄萍看護師長は、洗髪途中にもかかわらず、頭に泡を載せたままひざまずいて応急処置を施し、見事に一命を取り留めました。

 事件当日、陳さんは余姚市人民病院で胃腸内視鏡検査を受けた後、妻の楼さんとそれぞれ電動自転車に乗って帰宅していました。信号のある交差点を渡ったところで、陳さんは突然めまいと脱力を感じ、自転車ごと道路に倒れてしまいました。妻の楼さんは急いで停車して助けようとしましたが、夫の顔色が真っ白で、やっとのことで路肩にたどり着きましたが、陳さんの体はますます重くなり、ぐったりしていました。その時、そばの理髪店で洗髪中の黄萍さんが助けを求める声を聞いて、ぬれた髪も気にせずに急いで外へ出ました。

 黄さんは、「髪を洗い始めて5分ぐらいで、理髪店の従業員から、向かいの道路で気を失った人がいると聞き、何か起こるのではないかと無意識に思った。救急科で長年働いてきた経験から判断すると、心臓呼吸停止が起きたら、5分後に不可逆的な反応が起こるからだ」と当時を振り返りました。

 救急看護師としての責任感から、黄さんはシャンプーの泡を頭に載せ、帽子でまだ乾かない髪を固定し、道路にひざまずいて救命活動を展開しました。現場での簡単な応急処置の後、陳さんは気を失って目を覚まし、目を覚まして気を失いました。人民病院がすぐ近くにあることを考慮して、黄さんは車で陳さんを迅速に病院へ連れて行きました。

 幸いなことに、医師の検査によると、陳さんの症状は深刻ではなく、胃腸内視鏡検査の麻酔後の反応、熱中症、低血糖症の合併症で、病院でしばらく休んだ後に好転し、家族に連れられて自宅に帰りました。(HJ、榊原)

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