北京
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中国の傅聡国連大使は22日、安保理のパレスチナ・イスラエル問題をめぐる公開会議で発言し、軍事手段を通じてガザ地区で「完全な勝利」を実現することに執着することは、より多くの罪のない民間人の死傷者を増やすだけであり、拘束された人々を救うために条件を作ることはなく、イスラエルと地域に平和と安寧をもたらすこともないと強調し、停戦交渉と政治的解決こそが問題解決の根本的な道だとの見解を示しました。
傅大使は、「国際社会は停戦するよう何度も呼び掛けており、国連総会、安保理、国際裁判所は明確な要求を出している。しかしイスラエルはこれに耳を貸さず、停戦の兆候を見せなかった。ガザ地区でのイスラエル軍の軍事行動は続き、毎日新たな死傷者が出ている。同時に、イスラエル側が挑発と冒険的な行動を繰り返しているため、衝突が周辺地域に拡大するリスクが高まり、中東地域の情勢が危うくなっている」と述べました。
傅大使は、「人道主義の問題は政治化されてはならず、飢餓を武器にすべきでなく、民間人の命を交渉の切り札にすることもできない」と指摘し、イスラエルは国際人道法の義務を履行し、すべての国境通過点を開放し、人道支援物資の迅速で大規模かつ安全な流入を保障し、国連と人道支援機関への制限、攻撃を停止し、ガザ地区でのポリオワクチン接種計画の展開に支持と協力を提供しなければならないと強調しました。(Mou、榊原)
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