北京
PM2.577
23/19
外交部の毛寧報道官は21日の定例記者会見で、中国の核兵器に関する米国のバイデン大統領の発言に応じました。
毛報道官は「事実が十分に証明しているように、米国は近年、いわゆる中国核脅威論を絶えずあおり立てているが、それは米国自らが負うべき核軍縮の責任を転嫁し、核兵器を増強して圧倒的な戦略的優位性を手に入れようとするための口実に過ぎない」と述べました。
毛報道官はまた、「中国の核保有量は米国とはまったく比べられない。中国は核兵器の先制不使用政策を守り通し、自衛防御のための核戦略を堅持して、自国の核戦力を常に国家の安全保障上必要な最低水準に保っており、いかなる国とも軍備競争をするつもりはない。これに対して、米国は最大規模かつ最先端の核兵器を保有し、「核の先制使用」を基礎とする核抑止政策を頑なに堅持し、巨額の資金を投入して核戦力をエスカレートさせているとともに、他国向け核抑止戦略を公然とカスタマイズしている。米国こそ、世界最大の核の脅威と戦略的リスクの製造者である。米国に対し、核軍縮分野における特殊かつ優先的な責任を適切に履行し、一層大幅かつ実質的な核戦力の削減を実施し、「核シェアリング」「拡大抑止」「核同盟化の拡大」など、世界と地域の平和と安定を脅かす行動をやめるよう忠告する」と述べました。(殷、坂下)
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