北京
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中国中部の湖南省長沙市に住む若い男性の李さん(仮名)は最近、目に不具合が起きました。目がかすみ、視野に黒い影が見え、視力が急に低下したため、病院で検査を受けたところ、裂孔原性網膜剥離と診断されました。長沙市内の眼科病院の副院長で眼底の病気が専門の陳忠平医師は、「若者の間で網膜離脱の発病率が年々上昇しており、強度近視の人は激しい運動、特に対抗性の強い激しい運動をできるだけ避け、眼球に傷が付くのを避けるべきだ」と注意喚起をしました。
今年31歳の李さんは林業従事者で、多くの人と同じように、いつも携帯電話を手放さず、毎日寝る前に横になってショート動画を見ていました。眠くなって、携帯電話がうっかり手から落ちて顔に当たるということが何度かあり、こうしたことが数カ月続きました。
7月末に、右目がよく見えず、いつも目の前に「蚊」が飛び交っていることに気づきました。数日休んでも症状が和らがないどころか、視野の影はよりひどくなりました。急いで家の近くの病院を受診すると、検査の結果、右目の網膜離脱と診断され、すぐに大きな病院で手術するべきだと言われました。李さんは最近、友人の勧めで、長沙市内の眼科病院で治療を受けました。
李さんの目を検査した陳忠平医師によると、李さんの右目には広範囲の網膜離脱が見られ、黄斑部にまで影響が及んでおり、右目の裂孔原性網膜剥離と診断されました。
詳細な術前準備を経て、陳医師は李さんの右目に網膜冷凍凝固術、強膜内陥術、網膜下液の排液を施し、抗炎症や感染予防などの関連治療をしました。術後は良好で、右目の黒い影はなくなり、視力も一定の改善が見られました。(Mou、藤井)
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