北京
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中米金融作業部会が15、16の両日、上海で開かれます。これは中国共産党第20期三中全会の閉幕後に行われる初の中米金融作業部会で、昨年9月に同作業グループが発足してから5回目の会議となります。
中米両国は戦略的な意思疎通と定期的な協議の重要性について合意し、昨年9月に経済作業グループと金融作業グループを発足させました。中米金融作業部会は金融の安定、資本市場など、多くの分野の議題をカバーしています。
両国関係の緊張にもかかわらず、中米両国間の交流は断たれておらず、双方は多くの分野、多くのレベルで効果的な交流メカニズムを備えており、協力の強化に取り組んでいます。米国側の政府高官が訪中して15日と16日に中国側と会談を行うことは、双方が協力の継続と深化を重視していることを表しています。
現在、米国にとって中国はカナダとメキシコに次ぐ第三の貿易パートナーであるとともに、米国の主要な輸出市場です。米国が輸出する大豆の半分以上は中国に販売されています。しかし、米国が中米間の「デカップリング」を招く恐れのある貿易と技術面の規制措置を実施し続けていることは、中米関係の健全かつ安定した発展を脅かし、中米の経済貿易協力の深化を妨げています。
今回の作業部会を通じて、双方が意思疎通を強化して協力を深め、世界経済が直面している課題に共同で対応しながら世界経済の安定した発展のために力を尽くしていくことが期待されています。(Lin、坂下)
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