北京
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海外のソーシャルメディアでは、「China Travel(チャイナトラベル、中国旅行)」に続いて「China Hotel(チャイナホテル、中国のホテル)」が「人気ワード」になっています。
部屋に入れば、センサーによりカーテンが自動的に開きます。電話で食事を注文すれば、フードデリバリーロボットが部屋まで届けます。スマートフォンを充電したければ、ワイヤレス給電器に置くだけです。音声認識スマート制御システムにより、客は簡単な言葉で指示してカーテンや照明、空調、テレビなどを調整できます。アイスクリームやコーヒー専用ロボットを導入したホテルもあり、いつでもほしいものを満喫できます。
ホテルで作業中のフードデリバリーロボット
「チャイナトラベル」の人気が出るにつれて、ますます多くの海外からの観光客が中国のホテルを体験するようになりました。中国で思いもよらず出会った数々を撮影してSNSに投稿する観光客もおり、閲覧数は数十万回以上に達しました。「チャイナホテル」もまた、多くのページビューを集める人気の話題になり、海外で大勢のファンを得ています。
中国全国でスマート化ホテルは毎年10%-15%の割合で増えています。主要都市のホテルの客室スマート化改造は市場規模が1000億元(約2兆1300億円)を超えました。
上海市は特化した作業計画を打ち出すことで、700カ所以上のスマート化ホテルを登場させました。中国東部の浙江省杭州市ではアプリケーション利用により30秒でチェックインできるホテルや民宿が600カ所あります。同じく東部の江蘇省南京市では、ホテルが人工知能(AI)によるデジタルヒューマン技術を応用して、宿泊客の観光サービス関連の問題を専門的に解決します。ホテル側はデジタル化やスマート化によってコストを削減して効率を高めることができ、それ以上に宿泊客に特色のある体験を提供し、デジタル化生活の便利さを実感してもらえます。(殷、鈴木)
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