北京
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湖南博物院によりますと、馬王堆漢墓の1号墓、2号墓、3号墓から出土したすべての文化財の系統的な整理が、数十年に及ぶ努力を経てこのほど完了しました。全面的かつ系統的な整理と研究の結果、出土した文化財は、馬王堆古屍(辛追夫人遺体)と漆木器、織物、簡絹という三つの主要部類計2万6937点に分けられました。
漆木器が計1017点(うち保存状態が完全なものが869点)、織物(絹織物が主で、麻織物が続く)が計2万4490点(うち保存状態が完全なものが212点、衣料品や衣類用具の残片が2万4278点)、簡絹が計1430点(絹書、絹画、木札、竹簡など)です。
縁起のいい「如意長寿」という文字が織り込まれた布片
湖南省長沙市にある馬王堆漢墓は1972~74年に発掘調査が行われました。20世紀の中国ひいては世界での重大な考古発見の一つです。3基の墓からの出土品は、2004年7月の報告書では「3000点余り」とされていましたが、今年に入って整理が完了し計2万6937点となりました。その数の変化は、文化財研究理念と科学技術手段の不断の発展・進歩を反映しています。研究者は新しい設備と科学技術を利用して、新しい研究成果を収めました。今月18日には馬王堆漢墓考古発掘50周年国際学術シンポジウムが開催されます。(Mou、柳川)
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