北京
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中国侵略日本軍731部隊の元少年隊員・清水英男さん(94)ら一行が13日、ハルビン市平房区にある「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館」を訪れ、細菌部隊の犯罪について証言し謝罪しました。
△清水英男さん(前列中央)
1945年3月、14歳だった清水さんは徴兵されてハルビンにあった中国侵略日本軍731部隊の本部に派遣され、同部隊による見聞きに耐えられないほどの暴行の数々を目撃しました。清水さんはインタビューで「解剖室では、上官から被験者を解剖した結果だと説明された。あまりにも残酷な場面に言葉を失った。最も印象に残ったのが、切られたおなかから赤ちゃんが見える状態の女性のホルマリン漬けの標本だ。どうして妊婦まで標本にされたのか。どうして子どもやおなかの中の赤ちゃんまで解剖されなければならなかったのか。大きなショックを受けた」と話しました。
731部隊は中国から撤退するにあたり、主要な建物や犯罪を裏付ける関連文書をすべて焼却し、証拠隠滅を図るとともに、隊員らに「口外厳禁」を求めました。帰国して以来ずっと罪悪感に苛まれてきた清水さんは数年前、沈黙を破り、講演などを通じて当時の中国侵略日本軍の暴行について明るみに出しました。(ZHL、柳川)
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