＜パリ五輪＞CMGの8K国際信号中継車 帰国へ

　パリオリンピック閉幕から6時間後の現地時間12日早朝、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の中国紅（チャイナレッド）8K超高精細中継車が帰国の途に就きました。スタッド・ド・フランス（フランスのスタジアム）で中国紅中継車は二つの記録を残しました。一つは100年以上のオリンピック史上で初めて夏季オリンピックの8K放送を実現したこと、もう一つはオリンピック史上で陸上競技と閉会式の8K生放送を実現したことです。

　国際オリンピック委員会のバッハ会長、フランスオリンピック委員会のラパルティアン会長、パリオリンピック組織委員会のエスタンゲ会長らは、CMGの8K中継技術と表現能力がパリオリンピックで作り上げた優れた効果を十分に評価しました。スタッド・ド・フランスでは、ほぼ毎日各国の同業者が中国紅8K超高精細中継車に入り見学し、スタッフらと交流しました。

　中国紅8K超高精細中継車はCMG超高精細国家重点実験室が自主開発・設計した世界で最も機能が強く、柔軟なシステムを持つ屋外中継車です。中継車はスタッド・ド・フランスに合わせて27日間駐留し、60時間以上のパリオリンピック陸上競技と閉会式の8K国際公用信号の制作を完了しました。パリオリンピック陸上4K公共信号制作チームのトーマス監督は、CMGの8K中継車がパリオリンピックの中継で担った先駆としての役割は重要で、今後数年以内に8K中継が世界の業界の標準になる可能性が大きいとの考えを示しました。（藍、野谷）