中国では2023年末時点で3069社のEC物流代行会社が営業中

2024-08-13 21:11:56  CRI

 中国物流購買連合会は本日(13日)、『2023年トラック運転手就業状況調査報告』を発表しました。この報告によると、全体的に見ると、トラック運転手にとってはEC物流代行会社が運営する貨物運送プラットフォームが重要な貨物の供給源となっています。EC物流代行会社は空きトラックと荷主をオンラインでマッチングするシェアリングエコノミーサービスを提供する会社で、約8割の運転手がこれらの会社が提供するデジタル貨物運送プラットフォームを利用しており、市場に深く浸透しています。

 報告によると、トラック運転手の大半は中年期にさしかかっており、比較的安定した雇用が保たれています。また、トラック運転手の中心となる年齢層は36歳から55歳までに集中しており、全体の78.68%を占めています。

 運搬する貨物の種類については、最も多いのは一般貨物で、全体の48.25%を占めています。次いで特殊路線輸送が24.91%、宅配便輸送が21.25%を占めています。

 調査報告では、個人運転手の間ではインターネットプラットフォームを通じた貨物の調達が重要な供給源となっていることが分かりました。その割合は59.55%で、前年の調査から16ポイント増加しており、取引のオンライン化の傾向が顕著です。約8割の運転手がデジタル貨物運送プラットフォームを利用したことがあり、市場に深く浸透していることが分かります。2023年12月末の時点で、全国には3069社のEC物流代行会社があり、これらの会社を通じて手配できる車両数は798万9000台、運転手は647万6000人に達しています。

 専門家は、全国の1600万人以上のトラック運転手が社会全体の営業貨物輸送量の4分の3を担当しているとしています。プラットフォーム経済の発展は、トラック運転手が貨物を見つけ、業界に参入するための利便性を提供しています。(オウギ、坂下)

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