中国西北地区で最も標高の高い風力発電所で最初の発電ユニットが稼働

2024-08-06 11:24:27  CRI

ウルグチャト風力発電所 

 中国西北地区で最も標高の高い風力発電所である烏恰(ウルグチャト)風力発電所の最初の発電ユニットがこのほど、新疆ウイグル自治区クズルス・キルギス自治州で正式に稼働しました。同発電所は中国最西端の風力発電所で、その稼働は中国が高標高地域での風力エネルギー開発事業で突破を遂げたことを示しています。 

 ウルグチャト風力発電所はパミール高原に位置し、風力発電機は標高2800~3300メートルの地点に設置され、最初に稼働したユニットは20台です。プロジェクト全体では38台のユニットが設置され、総設備容量は20万キロワットに達します。 

 国家エネルギー集団龍源電力新疆公司の張石剛董事長は「このプロジェクトは新疆南部で初の風力発電プロジェクトであり、その建設と稼働により、この地域で風力発電が行われていなかった歴史が幕を下ろした。年末までにすべてのユニットが稼働すれば、年間発電量は約5億4000万キロワット時で、地元の30万世帯の1年分の電力需要を満たすことができる」と紹介しました。 

 このプロジェクトは同等の発電量の火力発電プロジェクトに比べて、年間で標準炭換算で16万4800トンを節約でき、約65万41トンを節水できます。(任春生、柳川) 

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