ペット連れのお出かけがトレンドに 上海でペット消費を促進

2024-08-06 14:26:08  CRI

 

トレンドになっているペット連れのお出かけ

 不完全な統計によりますと、上海市では現在ペットの犬100万匹以上とペットの猫120万匹以上が飼われています。ペットが都市の公共空間に進出するに連れ、ペットに優しい商業施設も多くなっています。「ペット連れで展覧会を見学しよう」という目新しい体験は、展覧会周辺の商業エリアや消費業態に新たな活力を注ぎ込んでいます。

 「ピラミッドの頂点-古代エジプト文明展」は世界史上最大規模、アジア最高レベルの古代エジプト文化財の海外展覧会です。上海博物館はこの展覧会をめぐり、ワンストップ式の文化観光体験の新たなシーンを特設しました。その中には、「ナイル川から黄浦江まで」という古代エジプトをテーマにしたクルーズ船「上博号」も含まれます。クルーズ船は空間レイアウト、アートインスタレーション、インタラクティブ体験などを通じて、古代エジプトの神秘的な雰囲気を醸し出しており、今後は「猫と一緒に黄浦江ナイトツアー」イベントも企画されています。

 上海博物館と東方航空は遠方から訪れるペット連れ観光客の移動を円滑にするため、ペット特別便の運航推進を試みています。また先ごろ、猫を連れて上海のイベントに参加する観光客がペット託送サービスを利用して先行到着できる方法も計画されました。さらに、博物館周辺にはペットフレンドリーサービスを提供するホテルが多く、最近では問い合わせや予約数も明らかに増加しています。

 上海のあるペットフレンドリーホテルの販売ディレクターの陸意氏は「私たちは猫用トイレ砂、猫のおもちゃ、ウォーターサーバー、スナックなどを用意している。イベントに参加する猫連れのお客さまには、相応の清掃料金減免を実施している。先週末は猫連れの宿泊相談が目立って増えたように感じた」と述べました。

 一方、「快楽子犬街」付近の商業エリアでは、ペット連れの消費者にカートを提供しており、ペットフレンドリーの標識もいたるところに見られます。アートシーズン中、外灘楓径のマーケットはアートエネルギーステーションに変身し、多くのイラストアーティストを集め、かわいいペットをめぐりグラフィティの共同制作やイラスト授業などのイベントを開催しています。(ヒガシ、榊原)

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