＜パリ五輪＞CMGの8K国際信号が陸上競技場で輝く

　パリ五輪の陸上競技はスタッド・ド・フランス（フランスのスタジアム）で競技初日の歴史的な瞬間を迎えました。中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）が制作した8K国際公共信号が正式に使用され、多くの中国人ユーザーが8Kスクリーンでの五輪観戦を実現し、中国メディアが国際中継分野で重要な一歩を踏み出したことを示しています。

　北京時間2日午後11時55分、競歩種目のメダル授与式で国歌が鳴り響く中、CMGの中国紅（チャイナレッド）8K超高精細中継車から鮮明な8K国際信号が流されました。中国メディアが夏季五輪の8K国際公共信号を作成したのはこれが初めてで、夏季五輪史上初めて放送に8K信号が採用されたのも初めてとなっています。

　スタッド・ド・フランスのテレビ制作エリアに停車している中国紅8K超高精細中継車はひときわ目立っています。CMGは今回、五輪放送機構（OBS）の招待を受けて、エリートチームを派遣して制作に参加しています。メンバーの多くは五輪信号の制作経験が豊かなスタッフです。中国紅4K/8K超高精細中継車はCMGの超高精細国家重点実験室が自主的に開発・設計し、国産8Kチャンネルカメラ、8K携帯式放送用カメラ、モニター、IPネットワーク上に構築された構内交換機などの国産超高精細撮影制作機器を装備しています。現在、世界で最も強力な機能を備え、最も臨機応変な対応が可能の屋外中継車システムと言われています。パリ五輪の8K競技番組は、CMGの8K超高精細チャンネルと国内各都市の大サイズのスクリーンを4K/8Kに変えるイベントを通じて放送され、さまざまなシーンの視聴者により質の高い視聴信号を提供していきます。

　CMGは五輪期間中、陸上競技の多くの種目をカバーする、40時間を超える8K国際公共信号を提供する予定です。また、中国紅8K超高精細中継車はパリ五輪閉会式の8K国際公共信号の作成を担当します。（藍、坂下）