北京
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中医薬ドリンク「烏梅蓮葉飲」
真夏の猛暑が続く中国南西部の四川省成都市で、「烏梅蓮葉飲(烏梅とハスの葉などから作られる健康飲料)」という中医薬ドリンクが人気を集めています。成都市第一人民病院はオンライン診療を通じて複数の中医薬ドリンクを販売しており、これはその中の一つで、時期に応じた製品です。
この病院では先月、中医薬ドリンクの販売が好調で、1日当たりの最高売上は5000件近くに上り、うち若者の購入者がほぼ9割を占めています。売上ランキングの上位にランクインしたのは、烏梅蓮葉飲、サンザシ蓮消脂茶などでした。烏梅は薬食同源であり、生津止渇(せいしんしかつ)、すなわち唾液などの分泌を促し、口の渇きを止める作用と、暑さを解消し、煩わしさを除去する作用があるだけでなく、身体機能を総合的に調節することができ、従来から中医業界で重視されてきたものです。成都市第一人民病院は中医文化を発揚し、人々のニーズを満たし、適時にこの「夏の神の茶」を発売し、すぐに消費市場で人気を博しました。
最も適切な処方箋を研究するために、病院経営者から専門家、一般の医師や看護師までが、次々と「試飲者」になっています。処方箋が変更されるたびに、病院内部のスタッフが先に飲まなければなりません。スタッフらは、自分が試飲して確かに良い製品だけを消費者に薦めようと考えています。
「大医治未病(もっとも優れた治療は未然を防ぐこと)」、これは中医学の重要な理念です。「未病治療」を支援するため、病院は日常に飲むドリンクを多くの世帯に届けています。患者数を減らし、病院の忙しさを軽減し、人々の健康を守ることにも役立っています。(ヒガシ、榊原)
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